僕の大好きな映画「世界最速のインディアン」

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映画にはいろいろな魅力がある。スリル満点のアクション、胸を打つドラマ、壮大な冒険……。でも、中でも心をグッと掴まれるのは、夢を追いかける物語じゃないだろうか?
僕が大好きな映画 「世界最速のインディアン」 は、まさにそんな作品。主人公のバート・マンローが、何十年も夢見てきたスピード記録に挑む姿は、見ているだけで勇気が湧いてくる。

この映画には、ただのレース映画にはない魅力が詰まっている。どんなストーリーなのか、なぜこんなに好きなのか、じっくり語っていこう。


映画「世界最速のインディアン」とは?

あらすじ

物語の主人公は、ニュージーランド南端の町・インバーカーギルに住む バート・マンロー(アンソニー・ホプキンス)。彼は長年、自分の愛車 インディアン・スカウト を改造し続け、いつかアメリカの ボンヌビル・ソルトフラッツ で開催される「スピードウィーク」に出場することを夢見ていた。

しかし、彼のバイクはすでに数十年も前のもの。しかも、彼自身も60歳を超えた年齢。周囲の人々は「無理だ」「そんなことできるわけがない」と言うけれど、バートは決して諦めない。貯金をはたき、手作りの改造を施し、ついにアメリカへ旅立つ。

道中でさまざまな人々と出会い、助け合いながら進んでいくバート。そして迎えるレース本番……彼は夢を叶えることができるのか?


夢を追うことの大切さを教えてくれる映画

この映画が好きな理由はいくつもあるけれど、一番は 「夢を追い続けることの大切さ」 を教えてくれるところ。

バートは、周囲から笑われても、年齢を理由に諦めることなく、自分の信じた道を突き進む。彼の生き方は、不可能を可能に変える力を持っている。何かを始めるのに「遅すぎる」なんてことはない。そう思わせてくれる映画だ。

しかも、この物語は 実話 をもとにしている。実際にバート・マンローという男がいて、映画と同じように夢を叶えたのだ。そんな事実を知ると、映画の感動がさらに増してくる。


アンソニー・ホプキンスの演技が最高

この映画のもう一つの魅力は、 アンソニー・ホプキンス の演技。

「羊たちの沈黙」のハンニバル・レクター役で知られる彼だけど、この映画では全く違った顔を見せてくれる。温かくて、ユーモアがあって、どこか頑固。でも、すごく魅力的なバート・マンローを演じきっている。

特に好きなのは、彼がアメリカで出会う人々とのやり取り。若者から年配の人まで、みんなバートの人柄に惹かれていく。その様子をホプキンスは見事に表現していて、「このおじいちゃん、なんだか応援したくなる!」と思わずにはいられない。


映像美も見どころ

映画の後半、舞台は ボンヌビル・ソルトフラッツ に移る。ここは、白い塩の大地がどこまでも広がる場所。

この広大な景色の中を、バートのインディアン・スカウトが全力で走り抜けるシーンは圧巻。風を切る音、エンジンの響き、そしてスピードメーターがどんどん上がっていく瞬間……まるで自分がその場にいるかのような臨場感がある。

映画を観終わった後、きっと「こんな場所が本当にあるんだ!」と驚くはず。実際、ボンヌビル・ソルトフラッツはスピード記録に挑戦する人々の聖地として今も有名な場所。映画をきっかけに、ここに興味を持つ人も多いかもしれない。


心に残る名シーン

この映画には、何度も見返したくなる名シーンがたくさんある。

1. 自宅のガレージでバイクを改造するシーン

バートは、新しいパーツを買うお金もないので、あり合わせの材料で改造を続ける。周りからは「そんなガラクタで速く走れるわけがない」と言われるけれど、彼は「大丈夫」と笑う。その姿が最高にかっこいい。

2. 旅の途中で出会う人々との交流

バートの魅力は、出会う人みんなを味方にしてしまうところ。アメリカで出会う人々との会話は、どれも温かくてユーモアがある。特に、インディアンの部族と出会うシーンは印象的。彼らがバートを受け入れ、応援してくれる姿に心が温まる。

3. ボンヌビルでの最終挑戦

ここは、映画のクライマックス。エンジンをふかし、バートが走り出す瞬間の緊張感と興奮はたまらない。そして、彼のスピードメーターが目標に近づいていくシーンは、息をするのを忘れるほど夢中になってしまう。


「世界最速のインディアン」から学べること

この映画から学べることは、たくさんある。

  • 夢を諦めないことの大切さ
  • 何歳になっても挑戦できるということ
  • 周囲の支えが大きな力になること

バートの姿は、「何かに挑戦したいけれど不安……」という人に勇気をくれる。僕自身、この映画を観るたびに「自分もやりたいことをやろう!」と前向きな気持ちになれる。


まとめ:何度でも観たくなる名作

「世界最速のインディアン」は、ただのスピード記録を追う映画じゃない。

夢を追いかけることの素晴らしさ を描いた、心に響く作品だ。ア