自分でバイクをメンテナンスするなら工具は揃えておこう

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バイクを長く、安全に乗り続けるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。ショップに頼むのもひとつの方法ですが、自分で手を動かすことで愛車への理解も深まります。そのためには、必要な工具をそろえておくことが大切です。

本記事では、バイクのメンテナンスに必要な工具や選び方、初心者にもおすすめの工具セットを紹介します。準備を整えて、楽しく快適なバイクライフを送りましょう!

バイクメンテナンスに工具が必要な理由

バイクは、走る・曲がる・止まるという基本動作をスムーズに行うために、多くのパーツが組み合わさっています。これらのパーツは使用していくうちに摩耗や緩みが生じるため、適切なメンテナンスが必要です。

自分でメンテナンスするメリット

  • コストを抑えられる
    ショップでの整備は安心ですが、その分費用もかかります。自分でできる部分を増やせば、そのコストを削減可能です。
  • 緊急時の対応ができる
    ツーリング中にトラブルが起きたとき、最低限の知識と工具があれば、応急処置ができるため安心です。
  • 愛車への理解が深まる
    自分の手で整備することで、バイクの構造を理解しやすくなります。日頃のチェックがしやすくなり、異常の早期発見にもつながります。

バイクメンテナンスに必要な基本の工具

バイクのメンテナンスを始めるなら、まずは最低限必要な工具をそろえましょう。ここでは、基本となるアイテムを紹介します。

1. ドライバー(+/−)

バイクの外装やカウル、各パーツを取り外す際に必須の工具です。特に「2番」のプラスドライバーは使用頻度が高いため、品質の良いものを選びましょう。

2. 六角レンチ(アーレンキー)

ハンドル周りやブレーキレバーの調整など、バイクには六角ボルトが多く使用されています。サイズが異なるため、セットで持っておくのが便利です。

3. コンビネーションレンチ

六角ボルトを締めたり緩めたりする際に使います。「8mm、10mm、12mm」は特に使用頻度が高いサイズなので、そろえておきましょう。

4. トルクレンチ

ボルトの締め付けには適切な力加減が必要です。トルクレンチを使えば、メーカー指定のトルク値で締めることができ、オーバートルクや締め不足を防げます。

5. プライヤー

プライヤーは、ワイヤーを固定したり、固着したボルトを回したりする際に役立ちます。万能タイプのものをひとつ持っておくと便利です。

6. ハンマー

軽い力でパーツを調整したり、固着した部品を叩いて外す際に使用します。ゴム製のものと金属製のものを用途に合わせて使い分けましょう。

用途別!あると便利な追加工具

基本の工具に加えて、より快適に整備を行うためにそろえておきたいアイテムを紹介します。

1. ラチェットレンチ

ボルトの脱着を素早く行うために便利な工具。ソケットを交換すれば、さまざまなサイズのボルトに対応できます。

2. スピンナーハンドル

長い柄で強い力を加えられるため、固く締まったボルトを緩めるのに適しています。オイル交換などのメンテナンス時に活躍します。

3. チェーンツール

バイクのチェーン調整や交換には、専用の工具が必要です。チェーンカッターやチェーンプライヤーを持っておくと、スプロケット交換やチェーン交換がスムーズに行えます。

4. バイクスタンド

整備時にバイクを安定させるためのスタンドです。センタースタンドがないバイクの場合、メンテナンス用のリアスタンドやフロントスタンドを用意すると便利です。

工具の選び方

工具を選ぶ際には、以下のポイントをチェックしましょう。

1. 愛車の規格に合ったサイズを選ぶ

バイクには国産車と外国車があり、使用する工具のサイズが異なることがあります。

  • 国産バイク → メートル規格(mm)
  • ハーレーなどの輸入車 → インチ規格(in)

規格が合わない工具を使うと、ボルトやナットを傷める原因になるため、愛車に適したものを選びましょう。

2. 耐久性のある工具を選ぶ

工具は長く使うものなので、品質の良いものを選ぶことが大切です。安価なものは耐久性に不安がある場合もあるため、信頼できるメーカーのものを選ぶと安心です。

3. 収納や持ち運びのしやすさを考える

メンテナンス作業をする場所や目的に応じて、適した収納方法を考えましょう。

  • ツーリング用 → コンパクトな車載工具セット
  • 自宅整備用 → 工具箱やツールキャビネット付きのセット

おすすめの工具セット

初心者でも扱いやすい、おすすめの工具セットを紹介します。

1. 車載工具セット

ツーリング先でのトラブルに備えて、最低限の工具をまとめたセット。軽量で収納しやすいものが多く、持ち運びにも便利です。

2. 工具箱セット

自宅での基本メンテナンスに使えるセット。ドライバー、レンチ、六角レンチなどの必須アイテムがひと通りそろっています。

3. キャビネットセット

本格的な整備をするなら、工具をしっかり収納できるキャビネット型のセットがおすすめ。工具の種類も豊富で、使いやすさが向上します。

まとめ

バイクのメンテナンスを自分で行うためには、適切な工具をそろえることが大切です。まずは基本の工具から準備し、作業に慣れてきたら追加で必要なアイテムをそろえていきましょう。

メンテナンスは愛車を長持ちさせるだけでなく、より快適に安全に走るためにも欠かせません。工具を準備して、楽しくバイクいじりを始めてみてはいかがでしょうか?